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いいたいことは少しある

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2010年 11月 06日

まかないめし

まかないめし_a0067135_8545648.jpg


最近、つらいことが多くて
どうつらいかというと
勝ち負けでいうと負けが多いのです。

今日と明日、完全にやすみなんですが
なんとなく負けについて思い出すと
まるで失恋したみたいに
ぽっかりあながあいた気分になります。
いろんなひとが
いろんなかたちで応援してくれていたけど
負けちゃった。
負けたあとはぽっかりあながあくんですよね。

居酒屋のおじちゃんにも
勝ってもどってくるからね
と約束したのを思い出した。
ああ、ごめんなさい。負けちゃった。(音楽でいうとこんな気分です)

この写真は夜の3時過ぎまで
飲みにいって
朝寝過ごして
しまったあと
ホテルの朝食はおわり
しかたないので
近所のファミマで
缶コーヒーをかった時の写真です。
パッケージデザインが僕の好み。

ぱっとしないなあ
と思っていたら
東京の仕事場に昨年一緒に勉強した
金融関係の会社に勤めているかたが
遊びに来てくれた。
お互い「情報交換」が目的だったのですが
世間話を僕はえんえんとしゃべり
だだの茶飲み話でおわったのは
申し訳なかったきがするけれど
ちょうど夕焼けにまぶしいころで
目をほそめながら
僕はえんえん無駄話をして、なにかが浄化されて
ぽっかりしたなかに「うめあわせる」ような
「まかないめし」をいただいた気分だった。

そのあと、別の、僕の同僚から電話がかかってきて
そんなんええやん きにすることないで
みたいな話をしたところ
ありがとうって言われた。

ああ、少しは人のやくにたつこともあるんだな
と思いながら
その日は
仕事関係のかたの通夜にいき
はやめに帰宅したのでした。

夜の3時まで飲んでいたとき
お店のおんなのこは「まかないめし」をテレビを見ながら食べていた。
「まかないめし」はおいしいけど
仕事のなかにある食事でしょう。
ある意味offでもなくonでもない
でも「おいしい」それが「まかないめし」じゃない?

すごくいいですよね。
ぼくはぼくのまわりのおおくのひとにとって
「まかないめし」みたいな存在になれればいいな
と思った。

by kouji_kotani | 2010-11-06 18:09 | Comments(2)
Commented by secretary-a at 2010-11-06 21:35
「まかないめし」、とても面白い例えですね。

日常の勝ち負け、私の場合はいろいろな意味で五分五分というところ、でしょうか。

自分が「負けた日」でも、誰かの役に立てて、元気を与えることが出来るのですね。
心に空いた穴を何かで埋めることも出来る、そんな繰り返しが人生なのかもしれないな、なんて思いました。
いつもいろいろな人生のヒント?をいただいています。
Commented by kouji_kotani at 2010-11-07 11:31
「まかないめし」ということばは、糸井重里さんと吉本隆明さんの対談で、キーワード的に使っていて、
以前から、気になっていたことばです。

実際に、お店の席の端で、テレビを見ながらエプロンをつけたまま
「まかないめし」を食べていた居酒屋のバイトの女の子を見て、
「まかないめし」は仕事なのかオフなのかわかんないなあと実感したんです。

>自分が「負けた日」でも、誰かの役に立てて、元気を与えることが出来るのですね
本当だね。本当にそう。自分が「ああ今日は駄目だ。はやく寝よう」と思っていても、そんな日でも、
人助けや人の役に立つことをできるということは、本当にそうですね。



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