たとえば
戦争と平和をテーマにした式典
を開催するとします。
どういう式典にするかという企画会議においては
暗黙のうちに、
厳粛に
という
トーンが前提になっていると思うのです。
もちろん、戦争と平和には
厳粛なトーンは
相応しいし
それ自体は間違いではない。
実際の式典の参加者は
まったく自由な立場だから
厳粛なトーンを意図した主催者の思惑など
まったく関係ないわけです。
戦禍から生還された軍人は
懐かしさで
気分が高揚することだってあるわけでしょう。
式典の司会者にむかって
よ〜徳さん!
と屋号を叫ぶみたいなことだってあるわけだ。
式典参加者の野次だってある。
僕は屋号を叫ぶ、または野次を弁護するわけではないのですが
戦争と平和の式典=厳粛なトーン
という
ステレオタイプな考え方は
やめたほうが良いと思うのです。
クリエイトするうえで
世界観またはトーンは
必要だけども
実際の現場は
様々な予期せぬ出来事に満ちていて、それらを全て包括するふところの深さこそ
クリエイトな考えだと思うのです。
たとえばをさらに持ち出せば
会話1を議論している時に会話4を持ち出すと
ばか〜
みたいな空気が出来る。
でも本当は、
会話1も4も8も22もある。
それを包括する好意的な立場こそ
ひとのあるべき姿
なんだと思うのです。