常套句ですが
いろんなことがあった一年が
終りに近づき
新しい一年を迎えようとする
今年も暮れになりました。
僕は、振り返ると、今年一年、肩にチカラがはいりすぎていた気がします。
肩にチカラがはいらなくても
海風はふき
朝陽はのぼり
陽炎はゆらぎ
星空は広がる
ということを忘れていた気がします。
ようやく
いまになって
気がついたところです。
今、沖縄にいるのです。
海のそばの
ホテルに戻りました。
みんなと飲んで
ホテルまで歩くと
海から風が渡ってきました。
海からの風が
沖縄の初冬なんだと思います。
キモチよい海からの風を
発見する僕は
肩のチカラが抜けたからに
違いないのです。
どういえばよいのかな
守りぬくためにチカラがはいり過ぎていると
風を忘れているのです。
僕がいて
風もあり
星空もあり
アクセルをふむクルマの音もある。
そういう
あるものが
しっかり
あると
気がつく
ということかな
そういうの
とても大切だと痛感しています。
今朝、
マフラーまいて出勤し
お昼頃に羽田空港に移動し
そして沖縄のホテルに
今伏していて
今年の終りを
しみじみ感じています。
力むというのは
所詮自分のことしか考えていないのだと
やっと気がつきました。
自分のことしか考えていないということは
たいしたことではないと
やっと気がつく。
自分でないソトに
触れて
見て
感じる。
はれものがおちた気さえします。
そんな感じです。
うまく伝わるかな、
肩のチカラが抜けるのは
失恋したキモチと同じようにも思います。
恋愛中には
そうとう
ソトが見えない。
ソトが見えてくるのは
失恋と同じく
すこし
さびしい
というキモチが
隠し味のように
ある
という気がします。