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2013年 05月 06日

4番サード長嶋茂雄

『4番サード長嶋茂雄』
と東京ドームのアナウンスが響いた昨日の瞬間を
僕はテレビでみていました。




長嶋茂雄が「野球殿堂入り」したのは
はるかむかしだけど
僕は会場にいたのです。

センターのバックヤードにいて
白いTシャツと白ズボンに着替えて
白い帽子をかぶり
「ほら行け!」とうながされ
複数のメンバーで
センターからピッチングマウンドまで「レリーフ」をはこんだのです。
「殿堂入りのレリーフ」を敷布におおって
式典が行われるピッチングマウンドまで運ぶのです。

インカムだったかシーバーだったか忘れたけど
業務連絡を取り続けている「野球関係者」から
「いいか、きあいをいれてけ!そら、行け!」と檄をとばされ
はこんだのです。

センターから球場のなかに入った瞬間は
球体のなかにつつまれ
「声のかたまり」につつまれる
その感覚は今も覚えています。
「LIVE」って基本、ああいう「空気感」なんだと思います。



長嶋さんと同時に金田、別所などが殿堂入りしたと思う。

僕は、現役時代の長嶋茂雄は知らないけど
4番サード長嶋茂雄
の持つ意味はわかる。



4番サード長嶋茂雄
は和歌だと思う。
和歌は
その言葉を「よむ」「きく」だけで
こころが感じて動じる。
それは「もののあわれ」の働きによる。

4番サード長嶋茂雄
ただの名詞なのに
もののあわれにより
こころが動く。
それって「和歌」と同じなのではないのと思う。

そんな「むつかしい」ことを考えるのは
橋本治の「小林秀雄の恵み」をこの連休に読んだからなのです。

この連休は「小林秀雄の恵み」「4番サード長嶋茂雄」「 Green DayのTre」で過ごしました。とさ。

by kouji_kotani | 2013-05-06 09:17 | Comments(0)


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