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2014年 04月 06日

引き出しの奥から出てきた小学生時代のテストのプリント

「笑っていいとも」の最終週に小沢健二さんが登場しました。


テレビに出演するのも10年以上ぶりだということでした。
ボーダーのシャツに紺のジャケットを着ていました。
フリッパーズ・ギターの小沢健二さんですね。

フリッパーズ・ギターには
日本文化が世界を席捲する可能性の尖兵を感じていました。











今はクールジャパンと言われています。


その範囲はアニメや音楽だけではなくて
おいしい水が飲める上水下水の設備技術の卓越や
分刻みで運行する私鉄やJRの交通機関の緻密など
「東京を代表とする生活環境のキモチ良さ」を含んでいます。

東京で生活するのはキモチ良い、大好きである
という意味でクールジャパンは評価されているのでしょう。






もはや、誰も、渋谷系などと言わない。
フリッパーズ・ギターという過去のスタイルを
いまだに固執しているひとも
そうそういないと思います。


冷たく言えば、使い捨てられたポップミュージックが1990年代にあった
ということなのかもしれない。


エバーグリーンと言われるビートルズでも
マジカルミステリーツアーの映像は
もう堪忍してほしいわ
という感じがします。
ポップミュージックに永遠はない。


その時代時代の文化は
使い捨てられていくほうが
はるかに健全なのだと思います。






2014年の今の問題を
社会的な問題なのか個人的な問題なのか自分的な問題なのかは別として
抱えている問題の回答を見つけていくことのほうが重要なんだと思います。


1990年代の問題を極めていくと
それはそれでひとつの境地に達するには違いありませんが
それは意味がない気がします。



引き出しの奥から出てきた小学生時代のテストのプリントを解くようなもので
それを今見て、今勉強しても、
いだずらな遊びをやっているとしか思えません。


「笑っていいとも」の最終週に登場した小沢健二さんは
フリッパーズ・ギターからずいぶん時間が経った小沢健二さんでした。

時間の経過のなかで
かすかに残っている
面影
表情
価値感
にフリッパーズ・ギターに重ながらも
そこにいるのは2014年の小沢健二さんでした。


引き出しの奥から出てきた
小学生時代のテストのプリントに
綴られた自分の字は
とても僕の字だとは思えず
しかし僕の字であった
という感じです。

僕であって僕でないという不思議と郷愁は
たいへん僕の好むところで
それは幸せの温床に思えるのです。
幸せの温床はいつまでも大事にしたい。

2014年の今の問題を解くということと
幸せの温床を大事にしたいということは
別の所作であって
フォアハンドストロークとバックハンドストロークくらいに違う。
ストロークというくくりで同じものだと考えると
いつまでも1990年代からは脱皮できないし
今の問題に向き合わないのだと思います。











笑っていいともは、サブカルをベースとする文化系の番組でしたね。
文化系のサークルが終わったという気がします。

by kouji_kotani | 2014-04-06 14:22 | Comments(0)


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