今日はすごいもの見た。
写真は照明器具なんですが、透かしが入ってるんですね。
滑車みたいに、紐をひいたりゆるめたりすると、上下できる。
透かしからぬけた光が、壁に当たって、模様をつくるんです。
ここは、旧家なんです。
苔庭があり、広い板間がある。
板間はご飯食べるとこですから、
焼物タイルで化粧された台座にふるい釜とかあるのです。
障子も、夏障子と冬障子を使いわけてたらしい。
錦絵とかもあって、
柳に源氏蛍が飛んでいる絵とかあるんです。しぶいっしょ!
網代にあんだ天井とか、燻した竹とか、一枚板とか、
部分の材もすごいのです。
欄間は、透かしと浮かしで細工されてて、
孔雀や芥子の花などが、えがかれている。
小口が淡い光を受け、しろく光ってるんですわ。
玄関もふたつあんのよ。
ご主人様用と、主人以外用に玄関はふたつあるわけ。
客待ちの間の先には、
宴を行う広間があって、
硝子ごしに、海と砂浜が見えるんです。
どどーん。波が割れる音。そして白い砂浜が。んで、どどーん。
ねーーーっ!すごいでしょう。
金持ちの旧家なんだけど、
教養あるかただったので、悪趣味ではないのです。
何処の事かは、言えないです。
すいません。
お許し下さい。
もう本当に、すごい世界でした。
どどーん。 どどーん。 どどーん。
すげかった。