Too Many People
3 Legs
Ram On
Dear Boy
Uncle Albert/Admiral Halsey
Smile Away
Heart of the Country
Monkberry Moon Delight
Eat at Home
Long Haired Lady
Back Seat of My Car
1970年4月10日、ポール・マッカートニーはイギリスの大衆紙『デイリー・ミラー』でビートルズからの脱退を発表(厳密には、後述のソロアルバム『マッカートニー』販促用に用意した「ポールとの一問一答」という資料の中に「ソロキャリアのスタート」「今後ビートルズのメンバーと作曲することはない」というポールの発言があるのをデイリー・ミラー紙がすっぱ抜いたもの)。これによってビートルズは実質的に解散した。その1週間後(4月17日)、騒動の最中に彼は初のオリジナル・アルバム『マッカートニー』を発売する。脱退の反響が巻き起こした宣伝効果は大きく、アルバムは非常に好調な売れ行きを見せたが、ジョン・レノンからは「グループの脱退宣言をアルバムの宣伝に利用した」として非難され、評論家からは作品の極めて簡素で素朴な内容を批判された。
『マッカートニー』に漂っていたアットホームな作風は、翌1971年に発表されたシングル『アナザー・デイ』およびアルバム『ラム』にも受け継がれる。妻のリンダとの連名で発表した『ラム』は前作同様商業的な成功こそ収めたものの、評論家からは手厳しい批評を受けた。アラン・クラインにまつわる訴訟問題などで険悪な関係に陥っていたビートルズの元メンバーも、『ラム』に対して皮肉じみたコメントを残している。しかしながら、この作品は現在ではその質の高い内容から、彼の傑作のひとつとして高く評価されている。このアルバムからアメリカ限定でシングル・カットされた「アンクル・アルバート〜ハルセイ提督」は、1972年度のグラミー賞で最優秀アレンジメント賞を獲得した。
以上ウィキから。
ラムは僕の大好きな!作品です。
たとえば、誰かに恋をしていたとしますよね。
ほのかな思いでもよい。
そんな気持ちのときにラムを最初から最後まで聴くと
胸がきゅんとなって いたたまれない気持ちになる。
そんな作品だと思います。
ポール・マッカートニー28歳のときの作品。
ビートルズの喧騒から離れて、
家庭にもどる。
社会から家庭にもどる。
それが70年代の最大の特徴でしょう。
妻とこどもと夫の生活のにおいもする作品です。
まさに70年代の作品でしょうね。
洗濯物がかぜにはためく、白い敷布の先の青空と雲、
そんな美しさがありますね。
ポール・マッカートニーもジョン・レノンもソロとして活動するのは
70年代なんです。家庭に戻った時代なんです。
今、巣篭もりを言われていますが
70年代はもうすこしアクティブな巣篭もりという感じが僕にはします。
20代後半から30代は一番才能が開花する年齢ではないかな。
70年代にその時期を過ごしてきたわけなんですよね。
稀有な才能は家庭の時代の空気を吸ってきたわけなんですよね。
そのひとつが このラムではないかと思います。
LONDON TOWN
If not for you
僕は70年代という時代に、イノベーションを感じますね。
村上春樹さんも、1979年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビューしたわけですからね。
70年代を総括する、研究はあってもいいと思うのです。