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いいたいことは少しある

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2009年 10月 25日

戦略

最近たくさん本を読む。競争戦略の本です。経営戦略の本です。経営戦略とは時流にあう儲かる仕組みのことだ。基本的にアメリカはとても好戦的だと思う。対して、日本は根回しの国だと思う。

好戦的な爽快さ、根回しの老獪さ。
好戦的なシンプルさ、根回しの大人の知恵。
どちらも一長一短ある。


戦略というくらいだから、

へぇと最初は思っていた。競争に勝つためには理屈がある。

フレームワークまたは知見というふうに呼ばれる、
戦略の考え方だ。

ゲイリー・ハメルが今、一番評価されている学者らしい。

コア・コンピタンスという考え方は、ゲイリー・ハメルの得意とする考え方である。強みのもとが蓄積していく。球根みたいなものをコア・コンピタンスと考える。株分けみたいに、次の花を咲かそうというのが、コア・コンピタンスの考え方だ。

社内にある何を使うのか

社内をどのようにしていくか

外にある何を選ぶのか

どのように外に向けて働きかけるのか


ホワット× ホワイを横軸に
社内 × 社外 を縦軸に

2 × 2

で4つの箱が出来る。

その4つを

資源アプローチ
学習アプローチ
ポジショニングアプローチ
ゲームアプローチ
という。

これはマイケル・ポーターの基本的な考え方だ。

マイケル・ポーターは好き嫌いは別として
競争戦略の第一人者である。









なんだかそんな感じの本をたくさん読んでいます。


東京ガールズコレクションの仕掛けを聞く機会があった。
すごく戦略的だと思った。
ポジショニングアプローチと資源アプローチ=コア・コンピタンスのバランスが良い。

しかもアウトプットのクリエイティブがしっかりしている。

なんのことかさっぱりわからないですよね。

今、服は売れないじゃないですか。
ダメだで終わるわけでしょう。
女性誌も売れない。
ダメだダメだでしょう。

そんな時、あ、なるほど、そうやって、ああやって、んなふうに仕込んでいけば
状況が変わるのだ!

それが、戦略そのものですよね。

東京ガールズコレクションは、極めて戦略的に企画された販促方法なのだとわかりました。


イノベーションのジレンマという考え方があって
後だしじゃんけんみたいなものです。
東京ガールズコレクションをパクる。
必ずパクる輩が登場する。
しかも後発なので、安いお値段で、すりよってくる。


それがイノベーションのジレンマです。


しばらくの間、この類いの本、及び、個別企業の沿革を綴った本を読むと思う。

孫正義さんについてのタイムマシーン経営、安部修二さんの不屈の努力、すかいらーくの凋落の理由、良品計画の復活の理由、そんな本も読むと思う。

by kouji_kotani | 2009-10-25 20:22 | Comments(0)


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