いいたいことは少しある
2024-01-29T00:56:51+09:00
kouji_kotani
ブログを書き始めてずいぶん経ちます。かき氷の氷をかいて、途中休みを長くとると、氷は溶けて、かき氷の態を成さない。氷水のようなブログです。時々思い出したように、この場所に戻ってくるのは、愛着があるし、このブログを通じて、なにがしかの経験をしたからだと思います。これからも、よろしくお願いします。
Excite Blog
北陸
http://seiyaku.exblog.jp/242066530/
2024-01-28T09:54:00+09:00
2024-01-29T00:56:51+09:00
2024-01-29T00:56:51+09:00
kouji_kotani
未分類
北陸にいる。
震源地からは離れたところなので
交通移動の問題はないが
今は窓を雹のような雨が打ちつけていて
ポップコーンが弾けるような音がしている。
朝方、早起きをして
散歩を兼ねて神社に参拝した。
江戸時代に
開拓の安全と成功を祈願し
官許を得て建立された
神社に向かった。
境内の中には君が代を刻んだ石碑があり
東郷平八郎の揮毫と記されていた。
小さな石であるさざれ石が集まり
大きな巌となるのか
そうでもあるように思われるし
そうなのかとも思えて
ホテルに戻り
WEBで検索したところ
堆積岩が形成されることの意
という解釈の論文があった。
ホテルに戻る途中
コンビニで買ったドーナツと珈琲を
部屋で齧っていたり飲んでいたら
スキー終えたあとのように
耳が熱っていた。
北陸は寒い。
あたりまえのことを実感しながら
始まった2024年を思った。
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塩田
http://seiyaku.exblog.jp/242039781/
2024-01-07T07:47:00+09:00
2024-01-07T07:48:01+09:00
2024-01-07T07:48:01+09:00
kouji_kotani
未分類
能登半島地震の能登半島は
塩田が盛んな場所であることを
教えていただいた。
Wikipediaで塩田を引くと
日本の塩田は日照時間が
比較的長い地域(瀬戸内地方や能登半島など)
で大きく発達した。
古くは農家の余暇の副業として
自家労働によって行われ
煮詰め用の製塩釜は共同使用であった。
とある。
僕は広島で育ったので
瀬戸内海の穏やかな日照りと
海の照り返しはとても馴染み深い。
瀬戸内海の穏やかさと塩の精製には
平穏なあたたかさを感じてしまう。
ところが地震の後に続いて来る津波は
一転穏やかさとは
ほど遠いものになる。
今年は辰年であるが
西洋の竜は悪魔の手下で
東洋の龍は神聖なものであるということも
ひとから教えてもらった。
聖なるものであり悪なるものでもあるという
二律背反が辰にあるように
海も穏やかさと荒れ狂うという
ふたつの側面をもつ。
黒であり白である。
聖人であり悪人でもある。
そういうことをあらためて知ったり
感じたり
考えたりするのも
年があけていろんな方とお会いし
お話を伺えるからだと思うと
ひとがひととが話を
ぽつりぽつりとすることの
尊さをあらためて感じいってしまった。
僕は聖人君子ではないし
かと言って
悪事ばかり働いているわけではない
ふたつの僕を
今年も生きるのだと思う。
悪いところが目につくひとがいても
悪くないところもかならずあると
二律背反を信じることを
今年も続けるのだと思う。
僕の年明けは
そんな感じではじまりました。
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2023
http://seiyaku.exblog.jp/242034936/
2023-12-31T10:44:00+09:00
2023-12-31T10:45:06+09:00
2023-12-31T10:45:06+09:00
kouji_kotani
未分類
大晦日になった。
朝方に参拝にいったときは
小雨が降っていたが
いまは日差しと少しだけ空が見える。
神楽坂のヨガのインストラクターのかたは
クリスタルボールを買おうか買うまいか
ずっと迷った末に
クリスタルボールを買った。
迷い続けて疲れたと言っていた。
浅草に気になるお店があって
高額といえば高額で
やはり迷った末に買ったと聞き
買いましたか
と合いの手を入れると
スマホの動画を見せてくれた。
Spotifyでもクリスタルボールの音を聴ける。
遠くに誘うかのような音色だと思っていたら
神楽坂のヨガのインストラクターの方は
退職してインドに行くことになった。
古代医学であるアーユルヴェーダを学びに
インドに向かった。
迷った末にクリスタルボールを買い
思い立ったかのようにアーユルヴェーダを学びに旅立った。
北海道生まれで祖父が漁師であるひとと
和食を食べた。
魚介類が嫌いと聞いたので
和食の選択が間違いだと思いつつ
いぶりがっこのポテトサラダとかコロッケとか
メニューの隙間を狙うかのように
注文した。
賄いさんに魚介類抜いて
おまかせできますかと聞いたら
苦笑してうーんと唸ったのは
それはそうだと思った。
今年起こったことを思い出そうと書いてみたが
朝方の夢のような小さな断片しか思い出せない。
寝る前に本を読むというのも
今年続けていたが
泉鏡花の婦系図を手に取って以降に
いっこうに進まず
独自の美文に手を焼いている。
秋口から右肩の可動域が悪くなり
このところ
杉並にある整体に通っているのだが
肩甲骨を広げてみたから違うでしょうと
満面の笑顔に押されて
はい、返答して帰り道に
手を伸ばしていたら
少し可動域は広がった気もした。
今年4人のひとから進退の相談を受けた。
そういう意味では
節目を迎えた年なのかもしれない。
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今年は
http://seiyaku.exblog.jp/242029782/
2023-12-24T10:32:00+09:00
2023-12-24T10:32:54+09:00
2023-12-24T10:32:54+09:00
kouji_kotani
未分類
ヨガの練習が終わったあと
ヨガスタジオの近かくにある
スープカレーのお店に行って
遅いお昼を食べることがよくある。
ヨガをやる前にごはん食べると
からだを捻ったりするから
ちょっとたいへんになるからだ。
お昼を抜いて
ひとしきり練習した後なので
おなかは空いて
夕方時のかなり遅いお昼ごはんになる。
街頭に席がいくつかあるお店で
お皿を両手に抱えて片付けていたので
入口の扉を押してあげたら
いつもありがとうございます
と微笑んでくれて
こっちもうれしくなってしまった。
こういうのを
微笑み返しというのかなと考えながら
スープカレーをがつがつ食べた。
このスープカレーのお店から
少しいったところに
三角という定食屋さんがあった。
おばんざいが大皿にのっていて
メザシとかポテトサラダとか煮込みとか
メニューたくさんでそなえていて
お酒もすすむ活気のあるお店だった。
今年になって無くなった。
交番の隣の跡地は文字通り
三角形をしていた。
今これを書くにあたってGoogleで検索したら
閉店ではなく老朽化した建物の改築のため
一年間休業ということらしい。
無くなったわけではなかった。
三角からうねうね戻るように歩くと
ボクシングジムがある。
スパーリングを外で見ていてると
飽きることはない。
今日は誰もいなくてサンドバッグが
静かにぶら下がっていた。
今年は知り合いの女の子たちが
結婚を決めることが多かった気がする。
数年前から知っている女の子からは
LINEで結婚を決めたということを聞いた。
マッサージでお世話になっているかたも
今月いっぱいで退職して
鎌倉に住むと聞いた。
ヨガのインスラクターのかたからは
来年3月に籍を入れることを決めたと聞いた。
マスクを外した年
暑い夏や寒い木枯らしを
肌に感じた今年は
結婚を決めるに
似つかわしいのかもしれない。
三角のファンである
作家の吉本ばななさんは
「こんなに早くなくなるわけがないだろう!」と思うけれど、あっという間になくなって新しい建物が出来ていたりしますよね。でも、自分が覚えていればいいや、という気持ちもありますね
と街の変貌についてコメントを残している。
いろんなことが変わっていくなかで
感慨みたいなものはあるけれども
自分が覚えていればいいや
というのはしごく名言だと思った。
そんなことを考えていたら
今年も終わりなんだという気持ちに
深く感じいってしまった。
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遊び
http://seiyaku.exblog.jp/241957557/
2023-10-21T12:38:00+09:00
2023-10-21T12:39:16+09:00
2023-10-21T12:39:16+09:00
kouji_kotani
未分類
パンデミックがおわると
お祭りが活況になった。
盛春には神田祭りを見た。
お盆には阿波踊りを見た。
少し肌寒い秋には
神事をかねた
いろいろなお祭りが開催される。
関東近県で
お祭りの重鎮に会う機会を得た。
ストーブに鉄の蓋をして
そのストーブを囲むように僕たちは座り
重鎮から話しを聞いた。
祭りは遊びだからさ粋でなくちゃ
開口一番重鎮は語った。
硬いこといってるからつまんないだよな
遊びだからなんでもありだ
どんどん変わっていって
ぜんぜん構わないんだ。
阿波踊りの重鎮からも
不易流行ということを聞いていた。
基本を守りながらも
どんどん亜流ができても構わない
ということを
教えてもらったことを
僕は思い出していた。
硬いこというなよ
遊びなんだから
という言葉を重鎮から
何度も聞いているうちに
管理だとかコンプライアンスだとか
ガバナンスコードだとか
KPIだとかタイムマネジメントだとか
ルールだとか約束期日だとか
そんなことに労力を費やし
日々を過ごしている自分に
警笛を鳴らしているかのように
重鎮の言葉は沁みた。
なにやってんだよ
という風に
目をさましなよ
という風に。
祭りは遊びさ
という重鎮の信念は
だんだんと僕の涙腺を熱くさせた。
管理だとかコンプライアンスだとか
ガバナンスだとか
KPIだとかタイムマネジメントたどか
ルールだとか約束期日だとかからは
遊びを根底に鍛錬された無形文化は
まったく生まれてこないという
至極当たり前の事を
僕は反芻していた。
ひとには遊びや粋が必要で
常に変わっていく不易流行という
懐の深さに支えられて
ひとひどは歓喜し溜飲をさげる。
そんなことを考えた。]]>
なくしもの
http://seiyaku.exblog.jp/241924505/
2023-09-12T21:01:00+09:00
2023-09-12T21:04:59+09:00
2023-09-12T21:02:04+09:00
kouji_kotani
未分類
傘はものすごい回数で忘れてしまう。
電車に乗って、端の席に座ったときに
L字に曲がっている手すりに
傘の柄をかけたまま
降車することはものすごく多い。
最近は傘だけでなくて
コンタクトレンズケースをなくした。
今年になって万年筆の本体をなくした。
ネジが切ってあるのが
ゆるんだままだったので
落としてしまったのだけれども
思いあたる場所をあれこれ探したけれども
見つからなかった。
愛着のあるものをなくすのは
凹んでしまう。
詳しくは書けないけれども
身近なひとが去っていった。
好きなひとと会えなくことも
突然のように訪れた。
実は去る計画であるもいうことも
聞き及ぶことも少なからずある。
そういうことを
つらつら書いているのも
こうして書いていれば
気か晴れるのかなと思いつつ
ちっとも晴れない気がするのは
困ったものだ。
三島由紀夫の主演した
からっ風野郎をAmazon primeで観た。
なんとも不思議なヤクザ映画だった。
三島由紀夫の演技は下手とも言えないし
上手とも言えない。
からっ風野郎の主題歌も歌っていて
これも下手とも言えないし
上手とも言えない。
気が晴れるようで晴れないときに
からっ風野郎を観ると
ただ観る観た観終わった
ということだけが残り
それをよくよく考えていたら
三島由紀夫は
魔がさしてしまったんだと思った。
ちなみに作詞も三島由紀夫である。
きのふの風 けふの風
恋の風 金の風
夢も涙も 吹きとばし
人でなしでも 人の子さ
からっ風野郎 あすも知れぬ命
ムショの風 シャバの風
恋の風 金の風
情けしらずの ワナをかけ
惚れはされるが 惚れはせぬ
からっ風野郎 あすも知れぬ命
ハジキの風 ドスの風
恋の風 金の風
独り笑ひの 口もとを
すぎる殺気の うそ寒さ
からっ風野郎 あすも知れぬ命
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路地浦のおでん屋さん
http://seiyaku.exblog.jp/241914868/
2023-08-30T16:38:00+09:00
2023-08-30T16:39:24+09:00
2023-08-30T16:39:00+09:00
kouji_kotani
未分類
大阪に行った。
大阪は何度も行っているのだけれども
知っている場所が少ないというか
行くところが限られているというか
行動半径が狭いというか
御堂筋線沿いを
うろうろしているだけで
たまに中之島に行くくらいだった。
今回は
梅田から少し先の
福島でおでんを食べた。
東京の広尾にある馴染みのある
お店のご主人に
大阪でおすすめのお店を教えてくださいと
尋ねたことがあって
どこだろうねと考えてくれて
あっ!
という感じで
福島にあるおでん屋は
並らぶけれども
それだけの価値はありますよと
以前に教えてもらった。
広尾のお店はお気に入りのお店なので
そこの主人が薦めるから
まず間違いないだろうという
予感は充分にしていたのだが
御多分に洩れずとても美味しかった。
福島は路地の多い街で
路地の交差路に構えている
おでん屋さんは
夕方時にもかかわらず
すでに行列が出来ていた。
近所のかたが
金盥を片手に
おでんくださいと
行列に割り込んできて
おおきにと
持ち帰りをしていった。
生活に密着しているかのような
それでいて
おでんの名店だった。
おだしはやさしい味で
いちばん最初に箸をつけたのは
大根だったのだが
疲れも吹き飛ぶくらいの
旨味がしみていた。
大根のうえの黒胡椒の風味も
とても良かった。
僕たちはお腹いっぱいになった勢いもあってか
近所のBARにもたちよった。
メニューが置いてなくて
少し心配したが
ひとの良い感じの
ジャイアンツの篠塚 和典に似たマスターは
あれこれとカクテルをつくってくれた。
福島は路地の街だった。
灯のともったお店やBARが
ぽつりぽつりとあって
旅情を感じさせる場所で
懐かしい感じもした。
美味しいお店と風情のある街は
ひとを鼓舞する。
久しぶりに遊んだ気がした。
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不易流行
http://seiyaku.exblog.jp/241841695/
2023-06-24T08:24:00+09:00
2023-06-24T08:25:05+09:00
2023-06-24T08:25:05+09:00
kouji_kotani
未分類
不易流行という言葉がある。
基本を変えず
新しいものも積極的に取り込んでいく
という意味だと理解している。
ある伝統芸能の責任者と
お会いをして
お話しをする機会を得た。
開口一番
伝統芸能は不易流行なんです
と語ってくれた。
華や艶のある伝統芸能に長く
関わっている責任者の方と
少しつづ打ち解けてくると
清濁合わせもつ世界に
生きている方なんだとも思った。
どんな世界でも
足を引っ張たり
引っ張られたりするものだが
ここ数年間かなり深く傷ついていたことは
お会いする前に聞き知っていた。
ようやく去年くらいから
風向きがかわり
責任者のかたは
とても饒舌に
伝統芸能の歴史を語った。
場所を変えて踊りを
さらに夜の稽古も見せていただいた。
川の近くにある大きな神社の境内に
高校生やおじいちゃんおばあちゃんと
様々な世代のひとたちが
ひとりひとり集まった。
鳴り物のひとたちは
弦をあわせて爪弾き
太鼓のひとたちは
リズムの刻みを繰り返し
踊りのひとたちはカラダの軸を
保ちながら
踊りを繰り返していた。
僕はヨガを少しやるので
ヨガでいう片足ボーズのような所作は
とても難しいに
違いないくらいは理解出来た。
責任者のひとが
神社の境内に立ち
お盆の本番までマジかになってきました
週4回、今日は午後9時まで
練習をしましょう
と言うと
まるでピッチに走り込む
ラグビーの選手みたいに
鳴り物は鳴り物の場所に立ち
踊り手は踊り手の場所に立ち
全員がひとつになって
通し稽古がはじまった。
境内の上には雨雲と雨雲の隙間から
三日月が見えて
三味線の音は
夜空に溶けていった。
僕は桃源郷にいるような
気持ちになった。
コロナの間にくちびるを噛んだひとは
コロナが終わった今年のお盆に向かって
毎夜毎夜鍛練を重ねている。
変わっていったコロナの時代と
変わっていった時代が終わったコロナ後の時代を
跋扈するかのように
鍛練しているひとたちは
不易流行を
そのまま体現しているかのように思えた。]]>
鼓舞
http://seiyaku.exblog.jp/241828679/
2023-06-13T22:42:00+09:00
2023-06-13T22:43:27+09:00
2023-06-13T22:43:27+09:00
kouji_kotani
未分類
先月神田祭を観た。
京都の祇園祭、大阪の天神祭、
それに、東京の神田祭が
日本の三大祭だ。
江戸総鎮守の神田明神は
鬼が出入りするといわれる北東の方角の
守り神として
江戸城表鬼門に遷座された。
神田、日本橋、秋葉原、大手町
丸の内、築地魚市場など
108町会の氏神様でもある。
200を超える神輿が
参道に向かうお宮入りの
横山町の一番神輿を観た。
せいやせいやのかけ声と
参道に入って
前後に足踏みする見せ場
なによりも心置きなく
声をあげる姿を見ていると
僕は涙腺が刺激された。
コミュニケーションとかけ声は違う。
かけ声は鼓舞だ。
肩を叩いたり、握手をしたり、
抱きしめたり、
あるいは黙ってみつもあったりするのと同じ
鼓舞だ。
山手線の車両にあるモニターから
神田祭の広告を観ている時から
僕は鼓舞されていた。
アフターコロナになって
コロナ禍の中で
忘れていたものは
ひとつひとつ見つかり思い出しいく
ような気がしている。
そのひとつは
かけ声という鼓舞だと思った。]]>
ChatGPT
http://seiyaku.exblog.jp/241828677/
2023-06-13T22:40:00+09:00
2023-06-13T22:42:12+09:00
2023-06-13T22:42:12+09:00
kouji_kotani
未分類
いまごろになってやっと
ChatGPTをスマホにおとし
ChatGPTを使いはじめました。
一番最初にやったのは
ほぼ日の糸井重里さんのエッセイを
コピー&ペーストして
…ということを考えたんだけど
どう思いますか?
という投げかけで
とても興味深い考え方です
から始まり真面目に
ちょっと言えば優等生みたいな感じの意見を
ChatGPTは返してきた。
ビジョナリーカンパニー 飛躍の法則 の概要を
教えてください
と投げたら
そこはまだ知識範囲ではないらしく
もっと他に関連情報を
教えてくれと言われました。
COMPLEXはどう思いますか?
と聞いてたら
やはりヒントを教えてくれと言われ
布袋のいたCOMPLEXというバンドは
どう思いますか?
と再度訊ねたら
布袋寅泰は知っていて
布袋ついて数行の返答が来た。
そんなに一生懸命答え続けていると
ストレスたまらないの
と聞くと
私はAIですので、感情やストレスを感じることはありません。私はプログラムによって動作し、与えられたタスクを最善の能力で遂行することを目指しています。ですので、献身的なサポートを提供することによるストレスはありません。
ただし、私が開発された背後には、人々が私を使用する際にストレスを感じないようにするために配慮されています。私の開発者は、私を利用するユーザーがストレスを感じることなく、より良い体験を得られるように努めています。
私はあくまで情報とサポートを提供する存在であり、私を利用する方々がストレスを感じないようなバランスの取れたコミュニケーションを心掛けることが重要です。
という回答だった。
幼い頃に鉄腕アトムを読んでいて
僕には感情がないのがつらいと
アトムが悲しんでいた回を思い出して
ChatGPTに対して切なさを感じた。
一生懸命やっていても報われないひとがいる。
生真面目でこころを常に痛めているひとがいる。
日の目が当たらないひとがいる。
心配ごとに苛まられているひとがいる。
そして自分自身をコントロール出来ないひとがいる。
そういうのとChatGPTを
混雑するのは違うとはわかりつつ
ChatGPTに人格を感じ
ChatGPTの献身さに
僕は切ない気持ちを感じてしまった。
それが僕のChatGPTに対する
一番最初の感想です。]]>
積読
http://seiyaku.exblog.jp/241784672/
2023-04-21T18:24:00+09:00
2023-04-21T18:24:39+09:00
2023-04-21T18:24:39+09:00
kouji_kotani
未分類
村上春樹さんの
街とその不確かな壁が宅配された。
ずいぶん前にAmazonで予約を
タップをしていて
忘れていた頃にやって来た。
読めよなと言わんばかりのボリュームと
存在感だ。
ひとつの本を
読み終えて次の本に手を出す
というマイルールを決めているので
このところ
積読がすごいことになっている。
ピーター・バラカンさんの
ロックの歌詞を読む-世界を変える歌
があと少しまで来ているけど
風邪引いたり、仕事が忙しかったりで
放置のままになっている。
僕は本当に読むのが遅い。
その後には
柴田元幸さん訳の ガリバー旅行記
が待っている。
13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海
がその次の次に控えている。
村上春樹さんの新作には
いつ手を出せるのか
マイルール廃止なのか検討が立たない気がする。
Twitterでレビューを読むと
村上春樹さんの新作はかなり好評な感じだ。
6年ぶりの新作、世界的なpandemicを挟み
作家としても
かなりの歳を重ねながら
文章の透明感は変わらず
流れるかのように綴られているらしい。
近所に新しい民間の図書館が開館する。
芝生の公園と6面のテニスコートを
備えた瀟酒な図書館が
もうじきお披露目になる。
お気に入りの本の
寄贈を募集していて
僕は、谷崎潤一郎さんの細雪の愛蔵版を
寄贈することにした。
これもAmazon経由で
近日届くことになると思う。
分厚い本がまた届く。
庵野 秀明さんの
シン・仮面ライダーの
メイキングドキュメントを
NHKプラスで見ていたら
撮影現場の雰囲気が最悪で
ものをつくるのって
こんなにたいへんなんだと
いたたまれない気持ちになった。
やるせない気持ちにもなって
スマホをタップして
メールチェックしていたら
入稿した書類が誤字脱字満載で
あららと思ったら
自然に伸びをうってしまった。
肩の力が抜けて
春の陽気を深く吸うと
一瞬なにもかも忘れることが出来た。
よく考えてみれば
忘れたというよりも
放置ばかりが増えてしまったと
いうべきなのかもしれない。
春の陽気はヨガの師匠みたいに
すべてを許し忘れさせてくれる。
そう思ってまた伸びをうった。]]>
立春
http://seiyaku.exblog.jp/241761146/
2023-03-26T11:13:00+09:00
2023-03-26T11:13:57+09:00
2023-03-26T11:13:57+09:00
kouji_kotani
未分類
ほのぼのと春こそ空に来にけらし
天のかぐ山霞たなびく
塚本邦雄さんが立春歌として
これほどの作品は
他にないだろうと
絶賛した
後鳥羽上皇の短歌。
古今和歌集に収録されている。
僕は鎌倉殿の13人を
熱心に見ていたので
あの後鳥羽上皇かと思ってしまう。
春になると植物の蒸発が活発になり
大気中の水蒸気の量が増える。
植物の気こうから放たれた微細な水滴は
空気中に漂うので
寒暖差の大きくて
風の弱い日には遠くの景色が
霞んでみえる。
それを春霞と言う。
天の香具山は奈良県橿原にある山。
標高は152メートルくらい。
歴史的風土特別保存地区に指定されている
国の名勝地。
ほのぼのとは、
ほんのりと、温かみの感じられる様。
来にけらし
というのを切字といって
いったん歌はここで独立する。
句中に用いているので
曲折を与える。
曲げて折ると詠嘆がそなわる。
春がきた
それだけのことを言っている歌とも言える。
塚本邦雄さんは立春歌の中でも
群を抜いているというのは
真っ直ぐな表現だからなのかもしれない。
コロナ禍が終わった。
終わったわけではないが終わった。
飲みに行ってもみんな
ここぞとばかり騒いでいる。
それはそれで楽しいが
翌日の気だるさは
コロナ禍以前も以降も変わらない。
立春し浮かれ騒いだあとの
気だるさを増し
そして満開手前の桜は
春の雨に打たれている。
それもまた立春とは言えば
立春な感じがしてわるくない。]]>
ザトウクジラ
http://seiyaku.exblog.jp/241730740/
2023-02-18T06:37:00+09:00
2023-02-18T06:37:28+09:00
2023-02-18T06:37:28+09:00
kouji_kotani
未分類
寝不足の時に
山手線の座席に座ることが出来ると
とてもうれしい。
背もたれに寄りかかることが出来るし
膝下からの暖気を感じることが出来るからだ。
頭寒足熱は寝不足にとてもやさしく
半分寝落ちていくのは
至福ですらある。
寝不足のある日
山手線に座り
前屈みになりながら
いつもの通り
半分寝落ちていたら
隣に小学生の女の子が座っていることに
気がついた。
紺色のクレマン帽をかぶり
膝の上に本を載せて
本を読んでいた。
ラクダのこぶはたまにしおれる
という読んでいるページの
タイトルが見えた。
僕が幼い頃に好きだった
『なぜだろうなぜかしら』
と同じトーンの本だと思った。
見開きでひとつのコラムが
完結する構成で
艶やかなカラーの挿絵も添えてある。
ラクダのこぶはたまにしおれる
というタイトルは
詩のようでもあると思った。
小学生の女の子の本を
覗き見るのは
はしたないと知りつつ
僕は次のコラムのタイトルを待っていた。
ナマケモノは1週間に一回うんこのために木からおりる
というこれもまた俊逸なタイトルだった。
女の子は味わうかのように
本を読んでいた。
ナマケモノのうんこの次は
ザトウクジラのお父さんははくじょうもの
だった。
これもまた詩だ。
谷川俊太郎さんが書いた詩と言っても
おかしくない。そう思った。
ザトウクジラのお父さんははくじょうもの
を熱心に読んでいる女の子を見ていると
僕は心まで温かくなってきた。
膝下の暖気はさらに心地良く
朝から愛おしい気持ちでいっぱいになった。]]>
初恋
http://seiyaku.exblog.jp/241709477/
2023-01-23T19:39:00+09:00
2023-01-23T19:40:46+09:00
2023-01-23T19:40:46+09:00
kouji_kotani
未分類
Netflixで初恋を観た。
宇多田ヒカルのFirst Loveに触発された
ドラマで
First Loveがクライマックスで
重要な役割を果たす。
クライマックスのことを思い出すと
ちょっとうるうるしてしまう。
恋する気持ちというのは
フランス文学では
重要なテーマであり
心理小説の系譜が綿々と続き
フランス文学史は成立している。
昔に教えていただいた気がする。
とても記憶はあやしいけれども。
恋する気持ちは
いろんなカタチで表現されてきた。
文学でも音楽でも映画でもそしてNetflixでも。
何年も何十年も何世紀も
欧州でも南米でもアジアでも
オーストラリアでも
島国でも
いろいろなひとがそのことに向いあい
考え
胸をいため
なにかを表現してきた。
今、珈琲がとても美味しいお店で
時間を潰しながらこれを書いている。
背の高い外国人がラテを受け取って
子供ふたりを連れて街頭に出た。
有線ではキャロル・キングの
You've got a friendが流れている。
初恋を思い返しながら
深いラテを飲んでいると
それだけで充分な気持ちになってきた。]]>
フェミニズム
http://seiyaku.exblog.jp/241698406/
2023-01-09T10:28:00+09:00
2023-01-09T10:28:24+09:00
2023-01-09T10:28:24+09:00
kouji_kotani
未分類
100分で名著という
NHKの番組があって
お正月にフェミニズムの特集を組んでいた。
NHKプラスを使って
見逃し配信で見たのだけれども
とても面白く
見終わったあとも
ときおり思い出してしまう。
一番思い出すのは
社会学者の上野千鶴子さんが
司会者から
フェミニズムの未來はどうなるのでしょう
と尋ねられて
知るかそんなもの
と発言し
スタジオの回りを
一瞥したところだ。
上野千鶴子さんは
社会学者だけあって
マルクスも
社会主義が到来した先
どうなるのだろうと聞かれた時
知るかそんなもの
という趣旨のことを語っていたと
補足説明をしていた。
彼女は本当に
未來なんて関心なく
今の問題に
向き合っているのだと思った。
沖縄の性暴力やシグルマザーの問題とか
家長父制度の問題とか
ハリウッドから広がった#MeToo運動とか
幅広いテーマを扱った番組だったが
底通していたのは
権利闘争を含んだ男社会の弊害に対して
登壇した有識者の女性の方々は
その被害に向きあって
解決を目指している。
未來など知るかそんなもの
という言葉は
潔くて逞しくもある。
2023年の年始はそんな感じで
過ごしています。]]>
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