海辺のカフカを読了しました。
チェコ語でカラスのことをカフカというそうです。
この作品は、メタファーをテーマにした作品だと思います。
メタファーとは暗喩のことです。
なにかを語るために、暗示させるなにかを綴る、そういうことなのだと思います。
タイピングをこつこつ続けて、あるなにかを描く。その結果は、大きな暗喩なんだと思います。
海辺のカフカには、アルトゥール・ルービンシュタインとヤッシャ・ハイフェッツとエマニュエル・フォイアマンの
『大公トリオ』のことが出てきます。
ちょうど読了した直後
クロネコヤマト運輸を通して
Amazonで買った『大公トリオ』のCDが届きました。
このアルトゥール・ルービンシュタインとヤッシャ・ハイフェッツとエマニュエル・フォイアマンは
なにのメタファーかと言えば
人生はすてたもんではないよ、ホシノちゃん
という趣意の暗喩なんだと思います。
1941年のベートーベンピアノ三重奏を
聴きながら
僕はこれを書いています。