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いいたいことは少しある

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2022年 04月 09日

芽吹き


自宅近所に灯油・燃料店がある。

通り道沿いにあるので
毎日毎日
見るとはなく見てしまう。

今どき灯油の測り売りも
ないような気がするだが
毎日忙しそうに働いている。

お店の看板を見ると
住宅リフォームも生業にしているようなのだが
いったい何をして働いているのか
ずっとわからない。

以前は朝な夕なに詩吟のお稽古で
2階の窓から吟じている音色が聴こえていた。

声の主は家主のお母さんではないかと
勝手に解釈していたが
それも本当のところはわからない。

お店の横には中庭があって
軽トラが駐車してあって
トタン屋根の前に
常葉樹が一本ある。

今日のような春の盛りのような日には
空に向かって伸び
風になびいている様は清々しく見える。

僕は毎朝参拝に行っているのだが
御神木の芽吹きを
今年は見逃してしまった。

すでに芽は吹いていて
夏に向かっての準備は整っているかのように
小さな葉がひらいていた。

今年の春は
僕は外に目がいってないまま
ばたばた春先を過ごしていた気がして
一方で季節の確実な変化は
たくましい気がした。

# by kouji_kotani | 2022-04-09 16:57 | Comments(0)
2022年 03月 10日

三分法


戦前戦後という区分の中で
僕はずっと戦後生まれで過ごしてきた。

1945年以前と1945年以降では
大きな溝があって
玉音放送から先は
復興から高度経済成長となり
オリンピックがあり
大阪万博があり
ビートルズがあり
お笑いブームがあり
インターネットが世界中につながり
Appleという巨大企業が席巻するなか
毎日スマホを握るようになった。

戦後という流れの中で
生まれ育ち歳を重ね今にいたる。

令和に入って
感染症が始まった。そして、戦争が起きた。
戦後が戦前に戻るそんな感じがする。

変化は微細に動く。
今日レンタカー借りてガソリンスタンドを
覗いたら
ガソリン料金が高騰していた。
遠い砲弾は
遠い国の料金を押し上げているのかと思った。

微細な変化が堆積していくと
戦後戦後という
二分法はもはや通用しないのかもしれない。

戦前と戦後とあらたな戦争と
三分法を生きることになる。

三分法というフレームワークに変わって
変化は微細に始まる。
それが今なのかもしれない。

些少な金額だが
UNICEFへ難民のための寄付をいれた。
それだけで良いのかまったくわからない。
なにもしないよりましかと思った。

今日は3月の青空のもと
風は冷たかった。
群馬県境近くにいた。

暖かくて冷たいというのは矛盾だけど
矛盾のように縺れている中で
僕は軽口を叩いてみんなで笑った。

軽口くらいは叩いていたい。

群馬県境から帰りの
埼京線の快速の中でこれを書いています。
ソファから立ち上がる暖気に
たゆたうような柔らかさを感じています。

# by kouji_kotani | 2022-03-10 20:25 | Comments(0)
2022年 01月 15日

大江健三郎さんの小説に
雨の木を聴く女たち
という作品がある。 

学生の頃に読んだので
殆どを忘れたが
小説の中に出てくる
雨の木
レインツリーのことだけは
覚えている。

レインツリーとは

夜なかに驟雨があると
翌日昼すぎまで
その茂り全体から
滴をしたたらせて
雨を降らせる木のことを言う。

他の木はすぐ乾いてしまうのに
指の腹くらいの小さい葉を
レインツリーは
びっしりとつけているので
水滴をためこみ
雨を降らせるのだ。

昨日、東京に
久しぶりに雪が降った。

今朝早く
近所の神社に参拝に行くと
境内にある御神木をはじめとした
背の高い木の
葉むらから
積もった雪が風に舞い落ちていた。

レインツリーのようだと思った。

青空のもと
神社の境内の中だけは
昨日同様に
雪が降り続けていた。

参拝を終えて
玉川上水から多摩モノレールに乗り換え
用事のある場所まで向かっていると
富士山が見えた。
雪の冠となだらかな稜線は
美しいと素直に思った。

雪が降り始めた
昨日は
富ヶ谷の方にいた。

寒かったので
ペーパードリップコーヒーをいれてくる
お店に駆け込み
お店のなかのエアコンとコーヒーの香りで
暖を取った。

お正月明けの
今週は雪とともに時間が過ぎた。
寒さと雪は凛としていて
姿勢を正してくれる
そんな気もした。




雪_a0067135_12111666.jpeg


# by kouji_kotani | 2022-01-15 12:10 | Comments(0)
2021年 12月 19日

師走


今年も終わりに近づいている。

あっという間に師走を迎えた気もする。

今年なにがあったのか思い出してみると
まずはドラッグクィーンが素顔で
お店に下見に来て放心した時のことが
思い起こされる。
ドラッグクィーンが下見に来ていて
放心して仁王立ちになった
さまは忘れられない。
いま思い出してみても
こころ暖まる記憶だ。

初夏の広島のホテルの窓から見えた
瀬戸内海に浮かぶ島々も忘れずに覚えている。

今年の始めは
伊藤亜紗さんの本を読んだ。

最近はブレイディ みかこさんや
西加奈子さんの本を面白く読んでいる。
相変わらず読むのは遅い。

夏には年甲斐もなく日焼けして
栗みたいと言われた。

杉田敏さんの番組が終わりだと聞いて
僕も杉田ロスになったが
ムック本を買ってダウンロードで
続きを聴いている。

英語は上達はしないものの
杉田敏さんの書いた英文は
とても感心する。

ごはんにもいろいろ行った気がする。

緊急事態宣言下に見たシャッターの降りた下北沢の
商店街の寂しさは忘れないでおこうと
思っている。

エリザベス・ハーマンが主演の
クイーンズ・ギャンビットは
とても面白くて
Netflixってすごいと思った。

他にもいろんことはあるにはあったし
なかったようで
それなりにいろいろあった。

でも総じてみると
あっという間に過ぎたという
気が相当する。

# by kouji_kotani | 2021-12-19 13:57 | Comments(0)
2021年 11月 04日

ヨガの後に


酔って絡まれることは良くあるけど
ヨガが終わった後で
インストラクターが生徒に絡まることも
わりとあるような気がする。

ヨガは交感神経を刺激した後で
副交感神経を刺激して
ひと通りの動きと呼吸法をおわりにするので
酔って気が大きくなるような
高揚感が起きても不思議ではないのだ。

海外に長く住んでいた
インストラクターが生徒に絡まれていた。

オーストラリアに住んでいたんだ
から始まり
オーストラリアの鳥がかわいいだの
鳴き声がかわいいだの
英語がわかる話せるだの
早く帰ればいいのに
ヨガの練習を終えたハイな生徒から
オーストラリアの鳥をスマホで
画像検索されながら
ひたすら絡まれていて
インストラクターの先生は
献身的に会話に付き合っていた。

ふたりを後にそっと帰ろうとすると
インストラクターの先生から
おつかれさまでした
よい一日を
と声かけられた。

仕事帰りだったので
夜もかなり更けていて
よい一日ってないですよね
と訂正してきたが
きっと

Have a nice day!

ということばが
和訳されたんじゃないからと
思ったら
少しほんわかしてきた。

……………

糸井重里さんが推していた
Netflixのメイドの手帖を5話まで観た。

季節は今時分の
アメリカドラマなので
寒さと暖かさを感じながら
続きを楽しみに
はまっている。

今年も残り2月ですね
とインストラクターの先生から
最初に話かけられて
帰りの電車に
今揺られながら
本当に今年もおわりに近づいている
ということを反芻した。







# by kouji_kotani | 2021-11-04 22:27 | Comments(0)