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いいたいことは少しある

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2015年 03月 17日

お別れの会

お別れの会に参加しました。
弔辞を聞きました。

弔辞というものは
たいへん難しいものだと
思います。
客観的な弔辞だと経歴になるし
主観的な弔辞だとあざといものになる。
客観的であり、主観的であるという
たいへん難しいものが
弔辞だと思いました。

そもそも
悲しみのなかにあるのに
思いを込めること自体
たいへんなものだと
思えてなりません。

5人の方の弔辞を聞きました。

そして
喪主のご挨拶を聞きました。

日本を代表するデサイナーの
弟が
容態急変した兄の
経過を説明し
入院に至って
最後に聞いた兄のコトバを
紹介しました。

85歳

が最後のコトバだった、と。

85歳が何を意味するのか
85年の生涯を考えたのか
85年の歴史と自分の仕事と
知り得た仲間との邂逅とを
思い返したのか
兄は何も語らなかった。
しかし、
最後のコトバは

85歳

だったという主意の
喪主のご挨拶でした。

最後のコトバは

85歳

だった。

僕は、不覚にも
涙が出た。

客観的であり、これ程、情のある
喪主挨拶もないだろうと
思いました。

お別れの会がおわり
お寺を離れて
午後3時頃
遅いお昼を食べに
中華料理店に
入りました。

後、15分で閉店だけど
それでも良いか

と聞かれ
急いで食べる決意をして
担々麺と半チャーハンを
オーダーしました。
お昼をがっつきながら
お昼を終えると
初夏みたいな
外の陽気に
おでこが
汗ばみました。

自分の健食と
お別れの会の余韻が重なり
清々しい
こころ持ちに
なりました。

by kouji_kotani | 2015-03-17 22:27 | Comments(0)


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