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いいたいことは少しある

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2015年 03月 29日

江戸東京と肩こり

両国にある江戸東京博物館に行った。
企画展の招待券をいただいていたので
企画展を見た。
たいへんな混雑だった。

次に、常設展示を見た。
部分改装が終わって
公開初日だった。

展示解説員の方に
アテンダントをしてもらった。
2時間以上だろうか
展示解説をしていただいた。

展示解説員の方は
丁寧な解説をしてくれた。

武家屋敷と町民エリアを
比べた地図を見せて
いかに武家屋敷が
江戸を占めていたかを説明してくれた。

本丸、二の丸、三の丸の模型の前で
模型と現在の位置とを
説明してくれた。
ないはずの江戸城が
そこにはあって
もし明暦の大火がなく
江戸城が残っていれば
あんなふうに見えるのだと
説明をした。

明暦の大火で
江戸城は焼失する。

明暦の大火をきっかけとして
隅田川に橋をかけることになる。
大火において
逃げれまどうことのないよう
建造された橋は
武蔵の国と下野の国にまたがる。
橋はふたつの国を結び
両国と呼ばれるようになる。

両国橋の賑わいの模型の前で
両国の言われを説明してもらうと
模型のなかの市井の人々のフィギュアが
いきいきとしてきた。

浮世絵は、チーム作業だった。
広重プロジェクトと考えた方がよくて
絵師、彫り師、擦り師が
作業分担して
浮世絵が出来上がる。
版木には三角の紙をあてがう目印がある。

あてがい方を間違えると
擦りがずれる。

三角のあてがう目印を
見当とよび
擦り間違えることを
見当違いと呼ぶ。

解説を聞いていたわれわれは
はあ、とか、ほうとか
感心してしまう。

展示解説というよりも
ときおりみせる
サゲは
落語のようでもあった。

人情話を聞いたり
世話物の芝居を見たり
そんな風合が
解説にはあった。

専門的に言うと
情景展示と言って
考証を経たジオラマにより
情景を見せながら
歴史をたどるのが
江戸東京博物館の特徴である。

そこに、
世話物や人情話のような
味わいの解説が重なると
話の味わいと
模型の味わいが
うまくとけあって
たいへん愉しいものになる。

鹿鳴館や仁丹塔や聖ニコライ堂、統制下の家、玉川上水なとなど
たくさんの
情景を見ながら
説明を添えていただいた。

博物館を後にして
大江戸線に乗り
帰路についた。

聞く、見る、という
五感を刺激し続けると
けっこう、体力を消耗する。

地下鉄にのるやいなや
僕は深い眠りにおちた。

日がかわった本日
整体に行って
カラダをほぐしてもらった。

かたいね、人の3倍かたい
ここね、ここ、ね、ここ
ここほぐしても
またすぐかたくなるから
しばらくかよって

と言われ
お会計をすませ
今の今は
羽田空港に向かっています。
いたるところに
桜の盛りが見えます。
春の盛り。

by kouji_kotani | 2015-03-29 12:56 | Comments(0)


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