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2016年 05月 22日

ビートルズとプール


僕はビートルズを
何回聴いたか
わからない。

僕の音楽好きは
ビートルズから
始まりました。

ビートルズは
音楽グループという
領域を超えて
白米とかお味噌汁とかに
近い気がします。

白米を何回食べたか
あらためて考えることは
ないでしょう。
主食とはそういうものですよね。

僕にとって
ビートルズは
白米同様
何回も何回も
聴いて
これから先も
聴くであろう
音楽なのです。

2011年3月に
東日本大震災が発生した訳ですが
東日本大震災発生以降
しばらくの間
重たい空気の中で
僕は
アビーロードを
聴いていました。

東日本大震災の時のように
折につけて
ビートルズの有り難さを感じ
ビートルズの良質な面を
考える機会もあります。

けれども
主食としてのビートルズは
ごく自然にあり
ごく身近にあり
ごく日常にある
そんな存在なのです。

ビートルズに
飽きたり
放置していたりする時期も
あるけれども
主食としてのビートルズに
戻ることは
何度とはなくあり
これから先も
結局は
戻っていくのだろうと思います。

ビートルズのアンソロジーが
出たのは
もう20年前なんですね!

ニュースステーションで
小宮悦子さんが
ビートルズの新曲が発表されると
ニュースを読みあげたのは
ビートルズアンソロジーに
収録されている
フリーアズアバードでした。

鳥の様に自由を

という
いかにもジョン・レノンらしい
歌詞と
ジョン・レノンのメモの様なテイクを
基にして
ビートルズの残りのメンバーが
アレンジを加え
フリーアズアバードは完成しました。

ビートルズの新曲が
発表されたのは
奇跡のようでした。

続けて発表された
リアルラブも
とても良い楽曲で
20年前の僕は
ビートルズアンソロジーを
続けて買い求めた
記憶があります。

その当時は
泳ぐことが好きで
時間さえあれば
プールに向っていました。

クルマでプールハウスに向い
ひとしきり泳いだ後
窓を全開にして
濡れた髪を
クルマに吹き込む
風で乾かしながら
フリーアズアバードや
リアルラブや
その他の
ビートルズの曲を聴くと
これ以上の自由は
ないだろうなあ
と思っていました。

アップルミュージックで
ビートルズアンソロジーの配信が
可能となった今日
僕は偶然にも
夕方から
プールで泳いでいました。

20年前と
同じ状況で
ビートルズアンソロジーの
楽曲を

愉しみながら
聴いています。


今も昔も
ビートルズに対しては
僕なりの感慨がありますが
ビートルズはやはり
変わることなく
ビートルズであって
自由というものを
伸びやかさというものを
いろどりというものを
才気才能というものを
包含しているのが
よくわかる。
そんな存在です。


by kouji_kotani | 2016-05-22 19:32 | Comments(0)


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