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いいたいことは少しある

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2007年 04月 27日

寂しい目

こんな音楽はロックではない!なんだか歌謡曲のようである、


という批評を立ち読みしたことがあり、『まるで歌謡曲』とはどういうことなんだろうと、かなり気にかかっていました。


昨日、歌謡曲と深い繋がりのあるかたと
少しだけお会いする機会があって(かなり遠くで見てただけです)
そのかたの
寂しそうな、瞬きをしない、人まっすぐ見つめる眼差しが忘れられないでいます。

そのかたは
芸能の空気をたくさん吸ってきたと思います。

本当に寂しい目をしていました。瞬きを全くしないのです。とても魅力的な寂しい目でした。








仕事をする世界には
それぞれのしきたりがあるのでしょう。
先輩後輩の関係に関するしきたり。お付き合いのしきたり。マナー。パーティー。社交。規範。伝統。言葉。あるいはビジネスチャンスのポイントやトーン&マナー。
そういう無形なしきたり・作法・空気を習得しながら、ある雰囲気が出来てくるのでしょう。
そのひとつが歌謡を含む芸能業界で、それ以外にも、製造業界や金融業界や建設業界など、それぞれの業界に空気があるわけでしょう。



何だろう。何がいいたいのだろう。

老舗とナショナルブランドの比較でいうと

野田岩は野田岩でしかない。
わざわざこちらが食べに行く先が老舗でしょう。
ビジネス経済とは違う経営ですよね。
個人の創作を仕事に重ねてある。右肩上がりなど望んでもいない。株主に対する責任もない。
絶対にチェーンオペレーションなどありえないわけでしょう。老舗は。
そのつもりもないでしょう。

ナショナルブランドは
あーハンバーガー食いたいと消費者が思ったとき
思いが消失しない範囲内にお店がなければならない。
前年対比や今後の戦略が有るわけですよね。

同じ飲食店でも
オーナー店とチェーン店では
ビジネスカテゴリーが全然違うわけですよね。

芸能界はどうなんだろう。老舗であるはずの個人の能力。
でもそこをとりまくエージェントや関連会社は
ビジネスではないですか。
相入れない要素が
混じりあっている。そこをどう折り合いつけるか、


飲食みたいに

私は野田岩だから

と言いにくいのではと思った。



個人とビジネスに挟まれたかたは
寂しい目になるに違いないと思った。


こんな音楽はロックではない!なんだか歌謡曲のようである、

という批評は
ビジネスに迎合して
野田岩君らしくないではないか
という意味なんだろうと
思った。




そんな事を思った木曜日でした。今日はもう金曜日の夕方。

by kouji_kotani | 2007-04-27 18:33 | Comments(0)


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