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いいたいことは少しある

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2008年 01月 04日

節介

仕事はじめの今日難なく完了。

昨日は、
武蔵野市にある
温泉に行きました。

舐めると塩っぱい、お湯。
色は飴色です。

ここは、長く入ると
湯中り
をします。




小さな露天風呂があって

寒い寒い~

と言いながら浸かる。

ふにゃふにゃになります。



お風呂あがって
畳のある部屋で
よこになると
凄い眠気が襲ってくる。
高校サッカー見ながらうとうとしました。

そーゆーのを幸せというのだろうなあ。



車で帰宅する間も
何度も欠伸をしました。

お湯の力ですね。おそるべし、効用です。

けだるさを誘うお湯なのです。けだるびゅしゅ。けだるびゅしゅ。

帰宅してスタバの福袋に入っていた
CDを聴きながら
よこになったら
そのまま寝てしまいました。

10時前には
寝てしまいました。

まさに、お湯の力です。けだるびゅしゅ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブリージング・レッスンという小説があります。

おせっかいで
うざい
おばちゃんが
主人公。

子育ても終わり
夫から
邪険にされる
おばちゃん。

生来のおせっかいで
周りが見えていない。

今で言うKY。

空気が読めない。けれどへこたれない。

僕は、この
おばちゃんに
すっかりはまり、
貪るように
読みました。
もう、10年以上前。です。

最後は一気に読みきりたかったので
サウナの休憩室に閉じこんだ。

なぜサウナの休憩室だったのか
自分ながらよくわからないのだが

とにかく誰にも邪魔されることなく
本の世界につかりたかった

と思ったからです。

そのくらい小説は魅惑的だった。




再読していないので
かなり記憶が曖昧ですが、




泣く


のですよ。




私の子育ては失敗だった。
私の夫との結婚は失敗だった。
って
おせっかいおばちゃんが。



なんだろう。
うざくて、元気の良い
まわりが見えていない
おばちゃんが、
自分の歩みを全部否定するくらいに悲観する。

それが切ない!んだ。

いいやんけ、そんなに、責めなくて、いいやんけ。

そんな感じ。


えーっと

超反則ですが
アマゾンのカスタマーレビューをコピペします。




最も参考になったカスタマーレビュー

15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アメリカの向田邦子!, 2003/3/17
By carlton - レビューをすべて見る

軽快で瑞々しい会話、リアリティのある描写で丹念に紡ぎ出される人物像。
そばにいたらさぞうっとおしいであろう、主人公のおせっかいな世話焼きおばさんが、
だんだん愛らしく、ひとりの悩める普遍的な女性に感じられるあたりからどんどん引き込まれていきます。
アン・タイラーはさしずめ向田邦子!(と、個人的には思います・・・)
アメリカにもこんな小説を書く作家がいるんだなー、としみじみ思っちゃいました。
「父の詫び状」などがお好きな方、お勧めです。

家族とか何か、日々を積み重ねて生きていくその面白さや悲しみを、
ちょっとしんみり・じーんとしながらも考えさせられ、そしてあったかい気持ちになる一冊です。

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介
結婚二十八年の夫婦が友人の葬式のため、車で出かけていったが…。人物描写と温かなユーモアに定評ある著者の代表作、待望の文庫化


内容(「BOOK」データベースより)
周りの人の幸せを願うあまり、ついお節介をやいては話をややこしくしてしまうマギー。結婚28年目を迎える夫アイラと、ある日友人の葬式のため車で出かけていく。普通の人々のなんでもない日常を描いているのに、読みはじめるとわくわく、しみじみおかしくて少しほろ苦い珠玉の一作。ピュリツァー賞受賞作



そういう作品。サウナ休憩室で読んだよなあ。と。
昨日、畳の部屋で横になって
思い出しました。


恋人が結婚して、子供を育てて、長い時間を過ごす。

長い時間が流れるなかで、
愛している人の言葉が
うざい言葉に変わる。

愛情を表現した言葉が
うざい言葉に変わる。

言葉の変質に対して
人は悲しむしか
なす術がないのか
という問題に対して
丁寧に答えたのが
この小説だと思います。







今年のお正月、テレビでなんども耳にした、Swing Out Sister     Breakout
おやすみなさい!

by kouji_kotani | 2008-01-04 21:32 | Comments(2)
Commented by harumisan at 2008-01-05 20:01
あけましておめでとうございます。東京人に戻りました。
初湯は武蔵野市の飴色の温泉だったのですね。いいなー。
飴色というのに惹かれます。湯あたりする湯は名湯のような気もします。大地のパワーの温泉は、人のこわばった体を腰抜けにさせてくれるんですよね。

アン・タイラー・・・は読んだことがあるような気がするのですが、
作品名をずらっと眺めてもイマイチ思い出しません。
強いて言えば「もしかして聖人」かなー?
家族の話が多いみたいですね。
Commented by kouji_kotani at 2008-01-05 22:18
湯中りすると、体が休みたいと、声をあげますよね。おまけに、凄い眠気が襲ってくる。
体に素直になるしかなくて、体の気持ちよさに、平服する感じです。
体が気持ちよいと感じることは、頭で気持ちよさを理解するより、力強いと思いますね。


偶然の旅行者?違うかな。映画になった作品。家を修復することが、サブテーマの小説です。


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