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いいたいことは少しある

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2008年 03月 16日

春+ねむい+詩

Flesh-N-Bone  No Other Like My Kind
Funkadelic  Adolescent Funk
The Stylistics  Break Up To Make Up
Mott the Hoople Thunderbuck Ram

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夏の扉
THIS IS SONG FOR COCA-COLA
NO.9
春の手紙
Mr.Children 未来





つゆ

                                  金子みすず


だれにもいわずにおきましょう。

朝のお庭のすみっこで、
花がほろりとないたこと。

もしもうわさがひろがって
はちのお耳へはいったら、

わるいことでもしたように
みつをかえしにゆくでしょう。




一行ずつおぼえて、□□□□にていねいに書き写しましょう。





これは小学生の国語のプリントです。
小学生が、くせのある字で
升目に詩を書き写していく。
気持ちは授業にないかもしれない。
面倒な作業かもしれない。

けれども
10人いれば10人の字で
100人いれば100人の字で
1000人いれば1000人の字で
くせのある ひねくれた 鉛筆の粉をにじませながら
詩を書き写す。


そこに、僕は、大げさに言えば、人類の財産を
人類の春の息吹を
感じます。

君たちのことは
おとなの僕たちが
守るから
安心しなさい
と声をふるわせて
語りたくなる。


ねむいけれど
ねむい間まだまだ
大丈夫。

詩。うた。


人にしみる。
春の陽気。

気持ちよい睡眠。


by kouji_kotani | 2008-03-16 16:26 | Comments(0)


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