前に書いて
削除した内容を
もう一度書きます。
ことば
について。です。
吉本隆明さんの話を、ほぼ日で聞いて理解したことです。
聖書のなかに
猛狂う海を静める
という奇跡に関する記述がある。
猛狂う、高波が埠頭を打ち付ける、暴風の海を
静める
そんなことは、ありえないわけでしょう。
あり得ない、奇跡はない、以上、終わり。
そうなるわけじゃない。
吉本隆明さんは、ことばの喩という性質を見抜く。
猛狂う海+静める
はあり得ない。
あり得ないこと故に書きことばを記した瞬間に文字が消失する
あり得ないこと故に話しことばを口にした瞬間に口から血をはく
そういうことも、また、ないわけじゃない。
ことば は
■+◎を結びつけることが出来る
そのとき、■+◎=暗喩
になる。
メタファー。暗示。例え。比喩の喩。
ずっと、そのことを考えています。
例えば、好きな人が不幸を抱える。
不幸が過ぎ去る
それは、あり得ない故に、おおきな
喩
になる。
深い深い願いと、その奥に潜む何かの啓示。
お腹のそこから、すがるように
はっせられた、ことばは
何かの喩になるわけです。
不幸が過ぎ去る
僕は、そこに、奇跡の根拠と神の根拠と、救済の可能性を確信する。
不幸が過ぎ去る
そんな感じ。
そんな感じで昨晩は夜中の3時まで、
六本木で飲んでいたのさ!
そして今日もまた働いていたのさ!