季節は寒い春から、暖かい春に変わった。
マフラー巻いているひとなんて、一人もいないはずだ。
春も、本当は冬なんではないの、という春と、
本当に春らしい春と、
本当は初夏なんではないの、という春と、
本当は夏なんではないの、という春がある。
ややこしい。
なかなか見抜けないのは、
本当は初秋なんではないの、あるいは、秋、あるいは、晩秋なんではないの、という春だ。
ややこしい季節への思いや気分は、整理したくなる。
それが、歌を詠むことの動機かもしれない。違うかもしれない。
今朝、何気に、歳時記を手にした。歳時記という本が、そもそも美しいと思った。
そんな漢字。