モノを創造をする秘訣は独断的である。と磯崎新さんは言っていました。そういう発言を読んだ。
僕自身は独断的でない。むしろ合意形成の事ばかり考えるタイプなので
モノを創造する秘訣を持っていないことになります。
よく考えると、僕は独断的なヒトに対して、あまりに、好意を持てない。
独断的は、要するに、ヒトの話を聞かないということですから。
独断的故にオリジナリティ。けれどもオリジナリティが毎回毎回繰り返されると、世界観はひとつしかない。
またかよ、というマイナス含むオリジナリティ。
マンネリオリジナリティはすでに、自分が自分自身を模倣しているから、オリジナリティではないと思う。違うかな。
まわりくどい言い方をしていますが、独断的キライなんです。
独断的はキライ。
そんな感じ。
でも、独断的故に、美しいものに近い、ということも理解出来る。
めちゃめちゃ独断的ワガママな男が
背中向けてとぼとぼ去っていく図を思い浮かべてみる。
独断的な喧騒が去り、ぽっかり穴があく。沈黙。静寂。
それは切なくいとおしいキモチに転じるじゃない。
そう考えると、独断的は好きだと思い直してしまう。
ややっこしいでしょう。